薄っぺらな親日論。天皇のフィリピン訪問から学ぶべき歴史観

      2016/02/18  0
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天皇皇后両陛下が1月26〜30日、フィリピンを訪問しました。今上天皇のフィリピン訪問は皇太子時代の1962年以来であり、即位後は初めてとなります。 現地紙では大きく報じられ、フィリピン国民の関心...

天皇陛下は戦争で亡くなった兵士と一般国民に対し常に哀悼の気持ちを持っておられる。それが天皇陛下のお言葉や御公務に現れている。今回のフィッリピン御訪問でもそれが感じられる。日本国民にとって、このような気高い感情を持っておられる天皇陛下をいただくことは大変幸せなことである。私たち一般の日本国民も戦争で命を落とされた方々に敬意と哀悼の気持ちを持つことは大切なことであると思う。先人の努力の上に、今日の私たちの豊かな生活が保障されているのだ。
しかし先の大戦については、日本人は反省しすぎる点がある。日本人の寛容な国民性が、戦争の原因を外的要因に求めるのではなく、自らの行動に求め過ぎている。その人の好さが中国や韓国からなめられる大きな原因になっている。日本人同士では「俺が悪かった」と謝れば「いや、お前だけが悪いんじゃない、俺も悪かった」と言って仲直りできることが多い。しかしこれを国際政治の場でやってはいけない。国際政治では「俺が悪かった」と言えば、「そうだ、お前が悪い、だから金を出せ」と言われるのがおちだ。
戦争が終わって10年後の1955年インドネシアのバンドンで第1回アジア・アフリカ会議(通称バンドン会議)が開かれた。日本がアメリカの占領統治から独立して3年後である。アジア・アフリカ28か国が参加した。日本は、これら参加国から戦争中の行動について文句を言われるかと心配しながら、当時経済審議庁長官であった高崎達之介氏を団長として恐る恐る参加した。しかし参加してみると状況は全く予想と異なっていた。参加国が異口同音に、「我々は日本が戦ってくれたおかげで独立することが出来た。日本は今後ともアジアのリーダーとして頑張ってくれ」と言って、日本に対し感謝の意を表明したというのだ。しかもこの会議には中華人民共和国からも周恩来が参加している。これは外交評論
家、加瀬英明氏の父上、加瀬俊一氏(外務省参与としてバンドン会議に参加)が平成6年7月22日京都産業大の講演で話されたことだ。これは名越二荒之助先生の「昭和の戦争記念館、第5巻」に収録されている。

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